昼でも夜でもおはようございます、明橋文学 主宰の明橋零人です。
皆様いかがお過ごしでしょうか。急に寒くなりましたね。
最近明橋文学を知った方(というより、現世で私と最近知り合った方)が多いので、この団体が何をしてるのかについて語る回があった方がいいかと思いまして書いてます。
普段だと大和に書かせるんですが、じゃんけんで負けました。
(という上の文がネタであることが後々分かるので、ぜひ最後まで読んでください)
Q&A方式で書いていきます。
>零人一人で書かせるのは不安なので僕大和が追記していきます!まあジャンケンに勝っといて言うのもあれですけど!
【団体について】
〇明橋文学ってなんて読むんですか?何やってる団体ですか?
答:「めいきょうぶんがく」です。基本的には明橋零人が作った作品を発表する団体です。コロナ禍前までは演劇形式での発表が中心でしたが、コロナ禍及び使徒の現世での多忙さを理由に演劇以外の発表方法を模索しており、今年5月にはオーディオドラマ形式で作品を発表しました。
作ったものを発表するのに団体名というか屋号があった方がわかりやすいかなという理由で名乗っています。
>この読みのせいで関係者の誰か1人にはほぼ確実に「明鏡止水」の方で書き間違えられる所までがワンセットです。
鏡じゃなくて橋です。
〇使徒って何?
答:つまるところ「劇団員」のことです。劇団員と書かないのは主宰がカッコつけたいからが半分、実際この団体が演劇にこだわらない団体だからというのが半分です。
>使徒と言ってはいますが「明橋文学を語る人」という意味合いで使っているだけで、盲信している訳でも宗教的な関係性でもないので、主宰が書いた内容に使徒からツッコミが入ることは日常茶飯事です。
〇発表している作品にはどういう作風が多いの?
答:基本的には「日常的非日常(普通の世界の中に当たり前のように存在している異常)」をテーマにすることが多いので、現代社会ベースにファンタジーを紛れ込ませた作品が多いです。加えて、主宰のその時の関心によって題材が変わるので、作品ごとに世界観は少しずつ変わっています。
『春微睡懺悟大切』までは恋愛が中心になっていましたが、 今後は変わるかもしれません。
根底に通じているのは、寂しさをどうやって肯定するか、です。
>一説によると明橋文学の作品は主宰が失恋する度に生まれているらしいです。傷ついたハート故に成せる感情に深みのあるストーリーテリングに定評があるとかなんとか。
〇どんな風に作品を書いてるの?公演がないと作品を書かないの?
答:書きたくなったら書くのスタンスなので、公演や作品発表の機会の有無には左右されません。
公演や作品にする場合、初期の頃は異なりますが、『夢途切相駆彼岸』(以下LDL)以降 主宰がまず大枠を作り、 配役が決まったところで出演者が最もよく見栄えする形を目指して調整して完成させる流れをとっています。当て書きの要素がほぼ必ず入るのは特徴かもしれません。
〇なんか怪しくない?
答:そう言われてしまうと、もう何も言えることがないのですが、主宰としては真面目に着飾って作品を発表しているだけなので特に害意やものすごい主張があるかと言われると特にないです。その時々で感じていたことや考えていたことの記録、という面もあるのでそれぐらいのスタンスで見ていただけると……。
>負けないで主宰。
〇明橋零人以外には作品を発表しないの?
答:使徒が発表したいと言ったらどうぞというスタンスなので、作品が出来上がったら発表すると思います。可能性ゼロという訳では無いです。私も使徒がどんな作品を作ってくれるか楽しみです!乞うご期待。
>そして使徒に無音で降りかかるプレッシャー。
〇作品はどのタイミングで発表されるの?年何回とか決まってる?
答:現世の多忙さに負けているので現状定期的にはできていませんが、発表したいぞとなったら発表します。今後可能性があるのは文書>即売会>音声>演劇の順になると思います。
作品のネタ自体はいっぱいあるので書けなくならない限りは次回作が常にある状態です。お楽しみに。
>次何やる?っていうタイトルでネタを列挙した企画書書いてくるぐらいです。何からやるのかは僕には分からないということにしておきます。
〇お仕事の発注は可能ですか?相談したいことがあるんですが……(発注のご依頼)
答:主宰及び使徒の都合で、基本的には無償でできる範囲でご相談に乗ります。
各人の得意なことが分かれているので、お問い合わせフォームにご連絡いただければ最も有識の使徒か、窓口として一度高月が回答いたします。
ただし、無償でできる範囲に限るので一度ご相談ください。
〇無償でできる範囲ってどれぐらい?
答:公演運営や仕掛けのご相談、短期間での小屋入り、仕込・バラシ要員、などでは基本ギャランティーなしで実費(材料費・交通費など)のみいただければと思います。
当て書きで文章を書き下ろすのも1回お会いしたことがあれば可能です。
>当て書きの文章を書く需要があるのかは分からないけど書くのはタダなので。 (ダブルミーニング)
〇作品を使いたいんだけどどこまでなら無償ですか?
答:作品をご使用いただける場合はクレジットで『明橋文学』をお願いします。橋を鏡と間違える人が多いのでご注意ください。
範囲についてはものによりますが、
・本を読むことによって直接利益を得ることを目的としない機会での作品使用(例:演技力向上や別の作品での芝居向上のための教材、オーディションを兼ねたワークショップにて別の作品で配役を検討するための材料)
・一般的に無償で流布されるもののための作品使用(例:サンプルボイス原稿)、
・個人の趣味の範囲で二次創作をする、二次創作の作品を作成代の費用補填のために即売会で頒布する
ぐらいのイメージです。
不安なものはご相談ください。
〇作品見ました!感想を送りたいです
答:基本的に各作品ごとに感想フォームを作るつもりなので、そちらに思いの丈をぜひ綴ってください。使徒みんなで美味しくいただきます。
〇使徒の募集はしていますか?
答:フィーリングが合えば使徒になる流れが自然と出来上がるので、まずは明橋文学の作品群の読破を目指してください。
>具体的に話すと、「主宰が実際に会ったことがある」「(できれば)1回以上作品に関わったことがある」「明橋文学の作品を3作以上読んだことがある」「主宰及び現在いる使徒と感覚の齟齬がない」「該当者側から1回以上申し出がある」の条件を満たしていた場合お声掛けします。
1番高いハードルは恐らく作品の読破だと思います。
【使徒について】
主宰と使徒の紹介です。
明橋零人(あけはしれいと)
主宰。名前の由来は「(夜が)明ける橋にたつ零(まっさら)の人間」の略。好きな言葉は「夜明け前が一番暗い」だが、現実はそうでは無いらしいという事実は見なかったことにしている。
基本的にジェンダーレスな存在をめざしているがうっかり可愛い部分が出てしまい揺らぐことが多い。本人はちゃんとカッコつけているつもりだが……
絶望的な中で僅かに見える光、みたいなストーリーテリングが好きなので終盤ギリギリまで暗いことが多い。如何にひっくり返して綺麗な収め方へ持っていくかに快感を覚えているのかもしれない。
途中から歌舞伎や浄瑠璃の作者に興味を持ったので、『ヨウセイ 〜merry land with Gods』以降は遠いところに歌舞伎などとの相関がある。
高月大和(たかつきやまと)
主宰・明橋零人と二心同体。二つの心に同じ体、ということはつまり、同じ体を使いながら別の名前で喋っているということである。
なお“二心”とは言いながら人格分裂するまでには至っていないので、記憶は分裂しておらず自覚的に名前を分けて語っている。
ただ読み手の大和と書き手の零人では思考回路が違うので、書き手の時に分かったことが読み手の時に分からなくなることがあるという。
下の名前の由来は、出生の性別が違った場合付けられる予定だったもの。
大和いわく、明橋文学とは『人生の中の悲しさを肯定するために存在する物語群』らしい。
陽暮海青(ひぐれみお)
2019年4月より使徒になる。零人とはファーストコンタクトの時点で腐れ縁になることをお互い直感していたとかなんとか。明橋文学ができる前から別現場で色々関わることが多く、『ヨウセイ』の時が本格的に公演に関わった最初。その後『夢途切相駆彼岸』で演出助手・役者を経て別団体を卒業後使徒になる。零人及び大和を役者としてオファーをしたことがある最初で最後の人である。
団体の中で唯一”事務”ができる人。金勘定の事や読者の気持ちや、とかく主宰が忘れた普遍的な感情をちゃんと忘れないでいるのでこの人がいなくなるとこの団体から平衡感覚がなくなるので社会的に孤立して終わります。
海青いわく、明橋文学とは『希望』あるいは『願い』だと云う。
時谷深紅(ときたにしんく)
零人とのファーストコンタクトは知り合いの知り合い。別の人が主宰していた現場に深紅が役者、零人がスタッフで入っていたところから知り合う。深紅及びもう一人の数年を盛り込み零人が『夢途切相駆彼岸』を書き下ろし、役を当てたところから仲が深まり、現在に至る。使徒になるまでの間、零人及び大和がチーフを切ったときに何度も補佐に呼び、深紅が初めてチーフを切るときに大和及び零人が補佐として呼ばれるなど、スタッフとしての信頼関係もある。
団体の中で明橋文学を一番面白がっている人。零人が果たしてこれは面白いんだろうかと疑問に思った時問えば、面白いじゃんと乗ることに彼の意義がある。明橋文学の”使徒”ということに対して非常に誇りをもっており、最新作『春微睡懺悟大切』ではCDの印刷と見張りと運搬を全部こなすというパワープレイを見せた。
11月末より日本を離れて海の先の国へ渡ると言う。お前さんが渡るのは三途の川では無いのだから戻ってくるんだよ、と言うと、元々俺は戻るつもりで離れるのだから見送りは要らないと笑っていた。
どうか頼むから、お前まで居なくなってくれるなよ。
深紅いわく、明橋文学とは『希望』だと云う。
時谷翠(ときたにみどり)
本人は真面目でないと言いながらも、傍から見た姿は真面目そのものだった。態とふざけた口調になるのが彼なりの愛嬌だったと思うと、他者を大事にし過ぎて結果自己を不用意に傷つけてしまう、ということもあったのかもしれない。
……本人と話したわけではないのであくまでも推測でしかないが。
使徒全員の心の中に今もなお生きている。零人は声を反芻し、海青は面影を探し、深紅は線香の代わりに煙草をくゆらせ、大和は貸しを忘れずにいることに必死でいる。
翠いわく、明橋文学とは『居場所』だと云っていた。
【今公開している作品について】
明橋文学が現在公開しているのは『春微睡懺悟大切ーハルノユメサンゴタイセツー』というボイスドラマになります。オーディオドラマといったりいろいろ変わっていますが、つまるところ「たくさん声が聴ける芝居集」です。そんなわけあるか。
ちゃんと4時間越えの大ボリュームです。
今回特別にそのうちの1トラック目「1 降帳」を公開したいと思います。
12月中は多忙のためクリスマス時期の発送予定です。
クリスマスプレゼントと思えばそれもありかも?
作品特設サイトはこちら↓(まだ工事中のところがあります、すみません……)
ストアはこちら↓
確実な取り置きはこちらで(励みになります)↓
今後もいろんな方と良い縁が繋がっていければうれしいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
明橋零人
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